物語の始まりは主人公リトナとセルフィーネ姫の暮らすルゼンハイド国。
60年以上もの長い間平和が続いていたが、ある夜、正体不明の敵襲によってその平和は突然終幕を迎える。
セルフィーネ姫を守るため、護衛のリトナは瞬間移動のクラフトで危機を脱する。
……しかし、到着した場所は予定していたシェルターではなく、訪れたことすらない森の中だった。
森を抜けた先にあったのは、ルゼンハイドとは惑星の裏側に位置する、
アウターポール、サードセクター首都――カディア市。
大地のマナが行き届かない、アウターポールと呼ばれるその地域では、
マナクラフトではなく、科学と呼ばれる未知なる技術が著しい発達を遂げていた。
右も左も分からないセルフィーネとリトナは、ルーンと名乗る一人の少女と出会う。
天真爛漫で愛想の良いルーンと、たちまち仲良くなる二人。
町を出る前に渡したい物があると言われ、正午まで出発を伸ばすのだが……
果たして、セルフィーネとリトナは、無事ルゼンハイドに帰ることが出来るのだろうか?